壁|ω・)不定期まいぺーす。
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彼女が感情を失い僕の言うことにどんな無理があっても有無を言わずに従うようになったのは一緒に暮らし始めて約半年になる頃だった
「マスター。晩ご飯の用意できたよ、早く食べよ」
「ありがとうございます。じゃあ食べに行きましょうか」
「うんっ!今日のメニューはね、今朝採れたばっかりの野菜を
たっくさん使った温野菜サラダとねー」
「それはおいしそうですね。そういえば庭の様子はどうですか?」
「マスターの作った栄養剤のお陰で枯れかけてた花達も元気になったよ
あと野生の動物が入ってこないように新しく柵を東門の隣に作ったんだ♪」
「それは良かったです。これで野生の動物の被害も減りますね」
「…ねぇ、マスター」
「ん?どうしたんですか」
「前から気になってたんだけどね」
「はい」
「あ…えっと、うん。や、やっぱり何でもないっ!」
「そこまで言われたら人は気になるものじゃないですか」
「ううん。本当に何でもないの!気にしないで」
「はあ、“何を言おうとしたのかきちんと言って下さい”」
「っ!ごめんなさい。マスターの言うことは絶対なのに。ごめんなさい」
「いいんのですよ。で、どうしたのですか?」
「……私の首には何で鎖が繋げられているの?手にも足にも」
「貴女が逃げない為にですよ」
「私はマスターが逃げないでって言ったら何処にも逃げないよ」
「それは信用できませんね」
「どうして?」
「だって貴女は……」
“大嘘つきの僕の最高傑作だから”
「……え?マスター何言ってるの。私は普通の人間だよ?前にマスターだってそう言って…」
「違いますよ。貴女は私の作ったアンドロイドです。だから僕の言うことには従わなければいけないんです」
「や…いやっ!!私は普通の人間の女の子よ!アンドロイドとかじゃないのっ!!」
「しょうがない子ですね。僕の手元にあるこのスイッチをよく見て下さい。さて問題です。
僕がこれを押すと貴女は一体どうなるでしょうか?」
「やめてっ!!押さないで!!壊れたくなんかない…うぅ。やめて、下さい‥何でも言うこと聞きますから。
スイッチだけは押さないで下さい」
「分かりました。じゃあご飯、食べに行きましょうか」
「…うん」
「あ、言い忘れてましたが」
「何?」
「この館の敷地から出てもスイッチを押すのと同じ事になりますから」
「そ、そんなっ」
「さあ、早くしないと冷めちゃいますよ」
「……はい、マスター」
それ以来の僕の言うことに忠実に従うようになった彼女は徐々に感情を失い、最終的に完全に僕の“操り人形”になった。
「このスイッチを押したらどうなるかですか?まあ彼女が勘違いしているのは確かですけどね。」
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プロフィール
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藍沢きりは
性別:
女性
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